こんばんは、あすぴです。
今回は、こんなご質問をいただきました。
訪問看護の新規依頼の電話が来た時に、聞いておくといいことって何ですか?
訪問看護の新規依頼の連絡は、とても嬉しいものですよね。
お電話をいただいた際には、漏れなく情報を得ることが重要です。
抜かりなく情報収集をすることで、利用までの準備もスムーズに行うことができます。
また、依頼者とのやりとりが円滑に進むことで、事業所としての印象も好感を持っていただくことも多いです。
今回は、訪問看護の新規依頼から利用までの流れを簡単に解説していきます。
あすぴが作成した新規依頼受電票もダウンロードすることができます。
日々の業務でお役に立てれば幸いです。
よかったら使ってくださーい♪
訪問看護の新規依頼の流れ
電話での依頼が多い
訪問看護の新規依頼は、電話での連絡がほとんどです。
また、利用案内や利用申込書を用意している事業所は、F A Xやメールで連絡があることもあるでしょう。
コロナウイルスが流行する以前は、事業所に直接依頼者が訪れて新規の相談をしてくださることもありました。
依頼主はケアマネ、医療相談員
新規依頼の連絡をいただくのは、主に地域のケアマネジャーや医療機関で退院支援にあたる医療相談員(M S W)の方が多いです。
時々ご利用者様本人やご家族から依頼の相談をいただくこともあります。
いずれにしても利用開始までに得たい情報は共通していますので、必要な項目をまとめた新規依頼用の受電票があると便利です。
新規依頼で確認するべき情報
利用者情報
まずは、どんな目的で訪問看護の利用を希望しているのかを聴取します。
疾患名や病状、訪問看護を利用する目的など簡単に伺います。
特に年齢や疾患名は、算定のために利用する保険を決定するために重要な情報です。
指示書の交付先の情報
指示書を交付する主治医や医療機関の確認も事前に行っておきましょう。
特に複数医療機関を受診している場合、どこの医療機関に指示書を依頼するのか検討が必要です。
訪問看護では1人の主治医からのみ指示書の交付を受けることができ、緊急時の連絡を取り合う第一優先は指示書を交付している医療機関になります。
そのため、訪問看護が必要となる疾患を診てくださっている医療機関を優先して依頼することをお勧めします。
利用する保険や公費の情報
訪問看護では医療保険または介護保険で利用料の算定を行います。
契約書は医療保険と介護保険で別々に用意している事業所が多く、事前に利用する保険を確認して契約書を準備します。
指定医療機関として公費を利用することもできます。
公費の受給者証をお持ちの場合には、事業所が公費を利用して算定ができるのか確認しておきます。
また、直接ご利用者様に自己負担分のみを請求するのか、償還払いの制度を使うのかを確認しておくと、契約時のご案内がスムーズです。
訪問看護は医療保険と介護保険で利用することができます!|訪問看護の基礎知識を事例を解いて理解できる
担当するケアマネジャー
介護保険の認定を受けているご利用者様の場合、担当のケアマネジャーが決定していることが多いです。
しかし、介護保険を申請したばかりの時や区分変更を行った際には担当のケアマネジャーが決定していないことがあります。
医療保険で訪問看護を利用していただく場合にも、介護保険サービスとの連携は必要となりますので、必ず担当するケアマネジャーを確認しておきましょう。
契約までの日程調整
訪問看護を新規で利用いただくには、契約が必要です。
退院前にカンファレンスが行われることや、利用開始前に担当者会議が行われることがあります。
契約に伺うスケジュール調整が必要となりますので、ご利用者様及びご家族や同席者と日程調整を行いスケジュールに組み込みます。
新規依頼受電票が便利!
新規依頼の連絡を受けた際には、必要事項をまとめて記入しておける受電票が便利です。
管理者宛に電話をいただくことが多いと思いますが、他の看護師や事務員も見ることができるツールがあると事前準備や情報共有を効率的に行うことができます。
また、管理者が不在の際、どのスタッフでも必要項目を情報収集することができれば、管理者の業務負担軽減にもつながります。
必要であればExcelデータでもお送りいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
ここから無料ダウンロードできます!
まとめ
今回は、訪問看護の新規依頼をいただいた際に聴取することを解説しました。
- 新規依頼は電話で連絡いただくことが多い
- 依頼者はケアマネジャー、医療相談員が主である
- 新規依頼の連絡を受けた際には、円滑に情報収集できるよう受電票を活用する
訪問看護では電話での対応がとても多い仕事です。
色々なツールを活用し、スムーズに業務を進めていきましょう!
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